口から入れたものは体内で消化吸収され、最後に残ったものが便となります。
いらないものだから早く出さないと体に色んな悪さをはじめます。便秘になるのは、この消化・吸収・排泄のしくみがうまくはたらかないからです。
食べてから出てくるまで
口(くち)食べものは、まず口の中でかみ砕かれ、唾液と混ざり合わさります。唾液に含まれる消化酵素により、でんぷんの一部が消化されます
食道(しょくどう)飲み込んだ食べものは、のどをとおって食道へ入ります。
胃(い)胃では強い消化力をもつ胃液が分泌されて、食べものはおかゆ状にまで消化されます。
十二指腸(じゅうにしちょう)さらに消化がすすみ、栄養素の大半が吸収されやすい状態まで分解されます。
小腸(しょうちょう)ほどんどの栄養素と水分の一部は、約7時間〜9時間かけて小腸を通過するあいだに徐々に吸収されていきます。
大腸(だいちょう)約25〜30時間かけてゆっくり通過していきます。少しずつ水分やミネラルが吸収されていきます。
直腸(ちょくちょう)ここまでには便が出来上がっています。たまってきたら脳にシグナルがつたわり、便意をもよおします。
食べものが口に入ってから出てくるまでの時間は、個人差が大きく、ふつうは30時間〜120時間ほどです。
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