こんにちは。花祭窯おかみ・ふじゆりです。
2020年もスタートしてそろそろ半年。今年前半は、例年になく「家に居る時間が増えた」という方も少なくなかったのではないでしょうか。おうち時間の増加は、読書時間増加のチャンスですね。昨年(2019年)読んだ本のなかから「ふじゆり的ベスト5」を、振り返ってご紹介いたします。
第5位:『W・チャーチル 我が半生』(中央公論新社)ウィンストン・チャーチル著
英国の政治家であり作家であったチャーチル元首相の半生自伝。イギリスの近現代史を垣間見ることのできる一冊です。
第4位:『エグゼクティブは美術館に集う』 (光村図書)奥村高明著
美術鑑賞の効用を説いた本。「アーティストでは無いけれど、美術を仕事にする」方々に、特におすすめです。
第3位:『ユダヤ人と近代美術』(光文社新書)圀府寺 司 著
「ユダヤ人」を切り口としていますが、美術・芸術の持つ根源的な力や、近代以降の市民にとっての美術を考えるのに最適な本です。
第2位:『書くことについて』(小学館文庫)スティーヴン・キング著、田村義進訳
ホラーやミステリー映画の原作で著名なスティーブン・キングの自叙伝的文章指南本。小説のような面白さです。
そして、
第1位:『ハリー・ポッター』シリーズ (静山社)J・K・ローリング著
今頃ハリーポッター!?という声が聞こえてきそうですが、そうなんです。ベストセラーになった当時は、もちろん本のことは知っていましたが、まったく食指が動かず読まず終いで、映画も観ていませんでした。それが、息子と一緒にDVDを何度か観るうち、原作を読みたくなってきて手に取ったのが、はじまり。図書館にあった文庫シリーズ全7巻合計11冊を夢中になってひと月で読破したのでした。実に、第1巻の初版から20年近く経ったころに、我が家にハリーポッターブームが到来したことになります。
本との出会いは、とってもパーソナルなもの。個人的なタイミングに大きく左右されると、つくづく思います。流行り廃りに関わらず、自分が読みたいと思ったときこそが、読みどきですね。
6月の花遊び:ドクダミの花
ドクダミの花。薬効で知られ生命力の強いドクダミ草。夏に向かって、我が家の小さい庭にもどんどん出てきます。実はその白い花はとっても可愛いくて大好きです。庭先からちょっとつまんできて、一輪挿すだけ。生命力が強いので、野花には珍しく長持ちするのも嬉しいです。
花祭窯おかみ・ふじゆり(藤吉有里)
「古伊万里」の名で知られる肥前磁器の伝統工芸文化、技術を基にした窯元「花祭窯」のお内儀。おかみとして窯を支えつつ、自らもアートエデュケーターとしてMeet Me at Artを主宰する。
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