センナやアロエなどの漢方薬やハーブなど、漢方が主体のものは副作用も少なく、安全だとは思っていませんか? 「漢方薬」「ハーブ」というとなんだか自然で安全なイメージがありますが、腸を無理に刺激して排便させるしくみは一般的な便秘薬と同じです。
これらの植物の葉には「アンソラシン」とよばれる科学物質が含まれています。長期的に飲み続けると、腸が色素沈着を起し、まるでヘビの皮のようになってしまう場合があります。
これを大腸メラノーシス現象といいます。色素沈着を起すと神経に影響し、腸の動きが弱くなります。そして伸びきったゴムのようになってしまうのです。
また、これは西洋薬にも漢方薬にも同じことが言えますが、腸を無理に刺激し続けるとかえってけいれん性の便秘(腸がはげしく動きすぎる便秘)と起してしまうので気をつけましょう。
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