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するり麦の契約農家さんに、するり麦の生育状況をおたずねしました。
2018年2月下旬撮影
今年の冬は特に厳しい寒さで全国的に作物の生育が遅れているそうです。
その影響で店頭に並ぶ野菜も驚くほど高騰していますよね。するり麦の畑も、例年より寒く、地面の温度が低く生育がやや遅れ気味。しかし麦たちはこの厳しい環境すらしっかりと耐えて冬を越します。
契約農家さんに「するり麦の畑は大丈夫ですか?」と心配してたずねると、「大丈夫、大丈夫。しっかり見とりますから!」と笑って答えてくれました。
農業を古い体質からどんどん変えて、若者たちが農業やりたい!というような魅力的なものにしたい。人にとって大切な“食”それを支えるのが農業、そのためには新しいことにもチャレンジして発展させていきたいという熱い想いをもつ農家リーダーが、全国を探し歩いて目をつけたのが“紫もち麦”。
もち麦がブームになる7年も前から、栽培方法を学び、改良を重ね毎年少しずつ畑を増やしながら大事に育ててきたそうです。「ちょっとやそっとでやられるような弱いものは作っとらんから安心してください」と自信満々で話してくれました。
厳寒に耐え力強く育っています
“踏まれて強くなる”という言葉は麦の育て方からきたもので、少し伸びてきたところで麦踏みを行います。
踏まれることで大地にしっかりと根を張るようになり、後に空に向かってまっすぐに茎葉を伸ばせるようになるのです。寒さに耐え、踏まれても立ち上がる麦の強さ。この強さが実を結び、私たちに栄養を届けてくれるのですね。
少しずつ寒さもゆるみ暖かくなってくるといよいよグングンと育つシーズンになります。するり麦の品種“ダイシモチ(紫もち麦)”のあざやかな紫色が畑いっぱいに広がるのが待ち遠しいです。
▼するり麦アーカイブ
→するり麦の種まきのレポート(2017年11月14日)
→するり麦との出会い話