【便秘解消情報】便秘ってなあに?

便秘とは、便がつまって出なくなることです。困ったことに、便が出ない間に便の状態はどんどん変わっていきます。ご存じのとおり、大腸は便を作る場所。

はじめは練り歯磨き粉のような、ほどよく水分を含んだ便を作っているのですが、そのタイミングで排出されずにそのまま残っていると、今度は便をカチカチにしてしまいます。大腸が便の水分をさらに吸収してしまうからです。便がカチカチに硬くなると、スムーズには出てくれません。これが便秘の状態です。

しかも、腸は「第二の脳」(セカンドブレーン)ともいわれ、とっても繊細な感情をもっています。本来、排出されるはずの便がいつまでも腸内に残っていると、気持ちまで不快にしてしまうのです。

また「お通じは毎日あるのが普通でしょ?」と思いこんでいませんか。もちろん、1日1回、排便があるのが理想的ですが、それぞれの体質には個人差がありますので、毎日の排便にはあまりこだわる必要はありません。たとえ2〜3日に1回の排便でも、残便感もなくすっきりできていれば、便秘とはいえないんですよ。

毎日出ても、便秘!?

では、毎日排便があるかたはどうでしょう。もちろん毎日の排便はとても理想的ですが毎日排便があっても量が少なく、しかも硬い便でうまく出せなくて、腹痛やお腹の張りなどの症状がある場合は便秘とみなされます。

つまり、便秘かどうかの判断基準は便の回数や量ではなく、スッキリ「すっきり感」や「満足感」なのです。

トイレに入ると、力まなくてもスムーズに出て、その後お腹がすっきりしてスカッとした気持ちになる。あなたはこんな便を出していますか?

むかしから、健康の基本は「快食・快眠・快便」といわれているとおり、本来、排便という行為は快感をともなうものです。排便時に痛みがあったり、不快だったり、なんだか気分が落ち込んでしまうようでは、快便とは言えませんよね。

また、便秘薬や腸に負担をかけるような荒っぽいやり方では、腸が本来もっている排便機能を衰えさせてしまいます。→誰も知らない9つの真実「便秘薬が効かない!?」あくまでも「自分の力で気持ちいい排便」。これが便秘解消のポイントです。

「正常な排便」と「便秘」の違い

正常な排便便秘

正常な排便

■1日1回とは限らず、2〜3日に1回でもすっきり感がある。■自分の力で気持ち良く排便できる。■排便後、スカッとした気持ちになる。

正常な排便

■毎日排便があっても、量が少なく、硬い。■下剤(便秘薬など)を使用しないと排便できない。■排便が苦痛。痛みがあり出す時つらい。

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