寒天の原料はテングサなどの紅藻類です。寒天はゼラチンとよく似ていますが、凝固性がゼラチンの10倍もあります。溶けにくいというのが特徴です。カロリーも少なく、ダイエット中の女性の味方です。夏場はあんみつやところてんなどがおいしいですよね。
さて、寒天の便秘解消効果ですが、たしかに寒天は水溶性食物繊維が豊富ですが、肝心の「短鎖脂肪酸」をほとんど作りません。短鎖脂肪酸は腸内を酸性に保ち、善玉菌が棲みやすい環境を作ってくれます。
水溶性食物繊維を選ぶときは、その「短鎖脂肪酸」をどれだけ作るかを考慮して選びましょう。選ぶ基準は簡単です。それは食物繊維のカロリーです。食物繊維はカロリーがないというのはもう昔の話。今は1gにつき0kcal〜2kcalとなっています。
カロリーが高いと女性は気にしますが、水溶性食物繊維においてはカロリーが高いほうが便秘解消に効果的なはたらきをします。しかも、ほとんど腸内で「熱」に転換されるカロリーなので太る心配がありません。
カロリーが高いほど、つまり2kcalに近いほど便秘解消に欠かせない「酸」を多く作ります。ちなみに
- グア豆酵素分解物 2kcal(最高値)
- 難消化性デキストリンは 1kcal
- ポリデキストロースは 0kcal
- 寒天 0kcal
0kcalはほとんど短鎖脂肪酸を作りません。
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